「市役所で働くメリットとデメリットを教えて欲しい」
本記事は市役所で働いていた私の経験を元に、市役所職員として働くメリットとデメリットを解説していきます。
公務員である市役所職員は、一般的に他人から羨ましがられる職業です。
離職率も低く、まさに安定した職業度言えるでしょう。
一方で、中には市役所を辞めて民間企業へ転職する人も一定数いるのは事実です。
そこで、市役所職員として働くメリットとデメリットを解説していきたいと思いますので、見ていきましょう。
目次
市役所職員として働くメリット
メリット① 世間体がいい
市役所で働いているというだけで「すごい」や「羨ましい」と言われるほど世間体がいいです。
なぜなら公務員になれば安定で一生安泰と考える人が多く、狭き門の公務員試験を突破したという事実も認めてもらいやすいからです。
特に50台以上の世代は安定志向の人も多く、公務員というだけで優秀で偉いという評価をしてもらえることがほとんどです。
自分の子供には公務員になってもらいたいという親も多いですね。
経験談
私は大学中退をして公務員試験に臨んだのですが、当初は「絶対無理」や「そんなに甘くない」と周りに言われてきました。
しかし、いざ公務員試験に合格すると周りは手のひら返し。
「すごいね」とか「一生安泰だね」と褒められる事が多かったです。(結局退職しましたが、、)
まさに、公務員の世間体の良さを感じた経験でした。
メリット② 転勤がない
市役所職員は地方公務員なので、基本的に転勤がありません。
あるとしても、市内の施設等なので遠くに引っ越さなければならないという事はないです。
転勤がないということから、市役所を目指す理由として「地元で働き続けたいから」という人も数多くいます。
ライフプランが立てやすいので、転勤がないことはメリットと言えるでしょう。
メリット③ 福利厚生が充実している
市役所で働くメリットとして、よく言われていることとして福利厚生があります。
- 有給休暇
- 夏季休暇
- 年末年始休暇
- 育休制度
- 時短勤務制度
- 住宅手当
など、多くの休暇や制度を利用することが出来ます。
特に、子育てしていくための制度はかなり充実しています。
保育園の迎えなどがあり、時短勤務で働くという選択肢も可能なのが有難いですね。
メリット④ 年功序列で給料が上がっていく
市役所で働いていくと年功序列で勤続年数が上がるにつれて給料も上がっていきます。
また、クビになることがほとんどないので、将来がほぼ確約されているという状態になります。
終身雇用でボーナスも確実に支給されるので、ほぼ決まった生涯年収から逆算してライフプランを立てやすくなります。
将来の保証を大事にしたいという人にとっては大きなメリットとなるのではないでしょうか。
市役所職員として働くデメリット
デメリット① 市民からの理不尽なクレームやバッシング
市役所の窓口に理不尽なクレーマーやバッシングをしてくる人が必ずいます。
しかし、市役所職員としてはそういう人に対してもきちんと対応しなければならないので、ストレスの原因となってしまいます。
そういった市民の人のほとんどが、文句を言いたいだけの暇人なので、何を言われても動じないことが大事になりますね。
デメリット② 年功序列がゆえ若手が不利になる
年功序列というのはメリットにもなりますが、裏を返せばデメリットにもなります。
毎年の昇給額もほぼ決まっていて、いくら周りより優秀でもほとんど差がつきません。
また、やる気のない中年の職員であっても、長く勤めているというだけでどの若手職員よりも給料が高いのです。
いくら上昇志向が合って優秀な人材でも、評価対象が勤続年数となるため、やる気が削がれてしまう原因になる可能性があります。
デメリット③ 異動すると仕事内容が完全にリセットされる
市役所で働くと、数年に一度必ず部署異動があります。
部署を移動すると仕事内容が全く新しくなるため、また1から仕事を覚えていかなければなりません。
そうなると勤続10年目の職員よりも、勤続2年目の職員の方が仕事に詳しいなんてことも頻繁に起こります。
色々な仕事に携われるという捉え方もできますが、専門性が身に付かずにやりがいを感じにくくなる原因にもなります。
まとめ
市役所職員として働くメリットとデメリットは
メリット
- 世間体がいい
- 転勤がない
- 福利厚生が充実している
- 年功序列で給料が上がっていく
デメリット
- 市民からの理不尽なクレームやバッシング
- 年功序列がゆえ若手が不利になる
- 異動すると仕事内容が完全にリセットされる
でした。
それぞれのメリットデメリットを考えたうえで、市役所職員を目指すのか決めましょう。
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