「市役所の仕事が辛い」
「どう解決すればいいか分からない」
本記事は、このような悩みを元市役所の経験などをもとに解説していきます。
この記事で分かること
- 市役所の仕事が辛いと思う理由が分かる
- 辛いと感じた時の解決方法が分かる
市役所の仕事のイメージって、
毎日定時上がりで楽そう
決められたことやるだけだから簡単そう
公務員だから給料良さそう
という風に世間からは思われています。
市役所勤務を経験した人ならわかると思いますが、「楽」とか「簡単」とかのイメージは完全に間違いです。
元市役所職員である私が感じた印象としては、
「ストレスフルで無駄な仕事が多くて辛い」です。
そんな市役所の仕事の辛いと感じる理由と、解決策をお話していこうと思います。
目次
市役所の仕事が辛いと感じる理由
市役所で働いていると、辛いことがたくさんありますよね。
一般的にはストレスの少ない仕事だというイメージの市役所職員ですが、元市役所職員である私のイメージとしては、
「ストレスフルで無駄な仕事が多くて忙しくて辛い」です。
それでは市役所の仕事が辛いと感じてしまう理由について詳しく解説します。
理由① 部署によってはブラック企業並みのハードワークで辛い
市役所の仕事は部署によって仕事内容、仕事量ともにまったく違う環境となります。
私は保育所の補助金関係の部署でしたが、とても激務でした。
同期は毎日定時で退庁、私は夜10時まで残業、、、という日々にストレスを感じていました。
部署によっては終電帰りが日常になっている部署もありました。
定時上がりの職員の倍近く働いてるじゃん、、
このように、激務の部署に配属されてハードワークをしている職員は少なくありません。
また、市役所は基本的には数年に一回異動があり、いつかは激務部署を経験しなければなりません。
まさに異動ガチャと言われるものです。
理由② 閉鎖的な人間関係が辛い
市役所内の人間関係は独特であり、閉鎖的な雰囲気があります。
一般の民間企業と違い、外部とのやり取りが少ないうえに、公務員という事で辞めていく人も少ないためほとんど同じ人と顔を合わせることになります。
この様な環境で働いていると、噂話や愚痴や悪口などの情報が嫌でも耳に入ってくることになります。
そんな閉鎖的な空間で仕事をしていると、辛いと感じてしまうのは当然のことです。
閉鎖的な人間関係が合わないという人にとっては苦痛と感じる原因となります。
理由③ 市民からのバッシングが辛い
市役所で働いていると、なにかとバッシングを食らうことが多いです。
特に窓口では、心無い言葉を浴びることも多々あります。
「誰の税金で飯が食えてると思ってるんだ」
「だからお役所仕事って言われるんだ」
など、定番のバッシング文句で攻撃してきます。
こう言うことを言われ続けることによって精神的に辛いと感じてしまうことがあるので、聞き流す技を手に入れることをおすすめします。
理由④ やりがいがなくて辛い
市役所の仕事は基本的に前例通りに進めていく事がほとんどで、自らアイディアや意見を言える環境は少ないです。
そのため言われたこと、決められたことを何年も続けていく事に対してやりがいを感じる事が出来ない人も多いです。
市民のためと思って目指した市役所の仕事も、今行っている業務は市民のなんの役に立っているのか全く分からないというような仕事はたくさんあります。
必要以上に文言にこだわった文書、上司に決済をもらうための伺い分、定期的に国などからくる調査の対応など、やりがいを感じる事が難しい仕事内容ではありました。
私が働いていた当時、定年までこのような仕事を続けていくのかと思うと恐ろしくなった気持ちがまだ鮮明に残っています。
理由⑤ 完全年功序列で辛い
公務員は完全年功序列です。
年功序列だとどうなるのかというと、
- 楽をして長く働く人が一番得をする
- 能力のない年配が偉そうにする
- 若手がどんなに頑張っても給料には反映されない
- 上昇志向がなくなっていく
このような負のスパイラルに陥っていきます。
いくら頑張っても仕事量が増えるだけで給料にも反映されず、ダラダラと過ごしている年配の職員の方が圧倒的に年収が高いというのが公務員の宿命なのです。
向上心が強かったり、上昇志向の人にとっては辛い環境と言えるでしょう。
辛いと感じた時の解決法
解決法① 異動があるまで頑張るまたは異動希望を提出する
先ほども述べたように、市役所には必ず部署異動があります。
部署を異動すれば仕事内容や人間関係も全く変わるので、違う環境にいきたいという人は異動できる日を目指して頑張るといいでしょう。
ただ、もう今すぐ異動したい場合は異動希望を出すこともできます。
どちらにせよ、悩みが異動によって解決できる内容(特定の上司にメンタルをやられている等)であれば、異動することによって解決できます。
解決法② 休職する
どうしても精神的に限界を迎えてしまい出勤することが困難だと感じたら、病院で診断書をもらい提出して休職しましょう。
公務員なのでその辺の制度はしっかりしているので安心して休職することが出来ます。
休職期間の給料も8割は支給され、最大3年間の休職が可能となります。
公務員という事でこのあたりの制度は優遇されているので、限界を迎えてしまったら検討してみましょう。
解決法③ 転職活動を開始する
将来的にずっと市役所で働いていく事を考えられなくなった場合は、転職活動を始めてみましょう。
もしそれで、良い会社が見つかったら転職すればよくて、見つからなかったら残ればいいのです。
転職活動をする際に必須なのが転職エージェントへの登録です。
完全無料で転職の相談や求人の紹介、応募書類の添削、面接対策などのサポートを受けることが出来ます。
複数の転職エージェントに登録して、そこから相性がいいと感じた1~2つに絞っていくのが一般的なので、まずは登録してみることから始めましょう。
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解決法④ 退職する
どうしても限界を迎えてしまって、明日職場に行くのも難しいという状態になってしまったら、退職してしまうのも一つの手です。
転職先を見つけてから退職するのが理想ですが、精神的に弱っている状態で転職活動をしても上手くはいきません。
どうしても職場の人に辞めることを伝えることが難しい場合は、退職代行サービスも存在します。
世の中公務員以外の仕事も山ほどありますので、後腐れなく辞めてしまいましょう。
おすすめの退職代行サービス
おすすめの退職代行サービスは【退職代行ガーディアン】です。
労働組合が行っているので違法性もなく、低費用で確実に退職することが出来ます。
また、対応も非常にスムーズで、安心して利用できるサービスです。
退職代行を利用するのであれば、まずはLINEで相談してみましょう。
最後に
市役所での仕事は世間でのイメージよりも激務でストレスになる原因の多い職業であることを解説していきました。
市役所の仕事を辛いと感じるのであれば、今すぐに対策をしていきましょう。
世の中には数えられないくらいの仕事や、生き方があるので、世界を広くみて考えて行動していきましょう。