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消防士のやりがいとは?元消防士が解説します

 

「消防士ってどんなやりがいがあるんだろう」

「やりがいがあると聞くのに辞める人が多いのはなぜ?」

本記事ではこのような悩みを解決するために、元消防士である私の経験を踏まえて解説していきます。

 

消火活動や人命救助など、消防士はやりがいに満ち溢れているイメージがありますよね。

でも、やりがいが多くても辞めてしまう人が多数いるのが現実です。

消防士にはどのようなやりがいがあって、どのような人が辞めていくのか解説していきたいと思います。

 

消防士のやりがいとは?

消防士には他の仕事では感じることが出来ないやりがいがあります。

普通の仕事や会社員では経験することが出来ない事が数多くあります。

実際にどのような時にやりがいを感じるのか見ていきましょう。

やりがい① 市民に感謝される

世の中の仕事のほとんどは、感謝される方が少ないですが、消防士は公務員の中でも感謝されやすい職種と言えます。

市民の人から「ありがとう」の言葉をもらえたら、自分の仕事が直接人の役に立っていることを強く実感します。

それが消防の仕事に対してのモチベーションに繋がっていき、やりがいとなって今までの努力に返ってくるでしょう。

 

やりがい② 人命救助のために働く誇りがある

消防士になるきっかけのほとんどが、人命救助のために働く姿に憧れた場合がほとんどだと思います。

私自身も、消防士として働く「誇り」を感じたくて消防士になったと言っても過言ではありません。

人命救助は普通の人では成し遂げることのできないことであり、日々訓練を重ねることによって力がついていき、少しずつでも人の命を救える存在に近づいている事を実感すると、それはやりがいに繋がっていきます。

 

やりがい③ 同期との絆が強い

晴れて消防士として入庁することになったら、最初の半年間は全寮制の消防学校で訓練を受けることになります。

そこでは多くの同期と生活を共にし、助け合いながら日々の訓練などを乗り越えていく事になります。

消防学校で過ごした半年間はとても濃くて、人生の中でも忘れられない経験となります。

そんな同期との絆はとても強く、同期も頑張っているから負けないように頑張ろうという気持ちになります。

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やりがいがあるのに辞める人が多い理由

消防士の仕事はやりがいがあって、公務員という事で雇用も安定しているのに離職率は高いです。

それではなぜ、消防士を辞める人が多いのか理由を見ていきましょう。

理由①厳しい上下関係に耐えられなくて辞める

消防士の世界は完全に体育会系です。

そのため厳しい上下関係が存在します。

上司の言うことは絶対で、逆らうことは許されません。

そんな環境で過ごしていく中で、精神的にきついと感じてしまったり、不信感をもって辞めていく人は多いです。

 

理由②不規則な勤務体系に合わなくて辞める

消防士の勤務体系は特殊で、基本的に24時間勤務となります。

朝8時半~翌朝8時半など、交代制で勤務を回しています。

夜中は仮眠時間がありますが、出動が合ったら眠れませんし、上司より先に寝れないなどのルールがある消防署もあるため、ほとんど睡眠不足のまま翌朝を迎えることになります。

そんな勤務体系に合わなくて体がついていけなくなり辞めてしまうという場合があります。

 

理由③理想と現実のギャップに戸惑い辞める

消防士を目指していた当初は、

「市民を守るヒーロー」

「カッコよくて尊敬できる」

など、憧れの気持ちを強く抱いて必死に公務員試験を頑張っていた人がほとんどです。

私自身も消防を目指している時はそのような憧れを抱いていました。

しかし、実際に消防署で働いてみると、尊敬できる人が多いわけではありません。

部下や後輩に対してパワハラを行ったり、反面教師みたいな人も沢山います。

尊敬出来てカッコいい消防士の姿が一気に崩れ去り、絶望に感じてしまい辞めてしまうという人もいます。

 

消防士として働くなら自分を強く持とう

今回は消防士のやりがいと、それでも辞めてしまう理由を解説していきました。

元消防士の私からアドバイスをするとすれば、「自分を強く持つこと」です。

どんなことがあっても人命救助に尽くせる誇り高い消防士になると心に決めて、周りに惑わされずに努力を積み重ねていきましょう。

それでも限界が来てしまったら転職する事も視野に入れて、倒れてしまう前に行動していきましょう。

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