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【消防士はパワハラが多い?】元消防士が現実を解説します

 

「消防士ってパワハラやいじめが多いの?」

「どんな内容のパワハラがあるの?」

本記事は、消防士のパワハラについて実体験を含めた現実を解説していきます。

 

消防士はパワハラが多いとよく耳にしますよね。

よくニュースでも消防士のパワハラが取り上げられています。

実際の所どうなのか、元消防士の私が実体験をもとに解説していきます。

消防士はパワハラが多いのか?

結論を言うと、パワハラは非常に多いです。

ニュースなどで見る情報を聞くと、信じられないような内容もありますが、各地域で同じようなことが繰り返されているのが現実となります。

私が消防士を退職する原因となったのも、上司からのパワハラで体調を崩してしまい、退職することとなりました。

特に恨んでいるとかはありませんが、そういう世界で生き残っていくメンタルは私にはありませんでした。

同期の話を聞いたりしても、いろんな消防署でパワハラが横行しているのが現実となっています。

 

実際に体験したパワハラ

早く辞めさせてやると毎回のように言われる

消防署に配属されて言われ続けて辛かった言葉が、

「お前この仕事向いてないから、早く辞めさせてやる」

でした。

これを言われ続けると、自分の消防士としての価値がないと思うようになってしまい、辛かったです。

このように、心無い言葉を常日頃から浴びせられるというのは、消防署ではよくある現実となります。

 

先輩より先にシャワー浴びると怒られるから永遠に入れない

私が勤務していた消防署では、上司や先輩より先にシャワーを浴びてはいけないという暗黙の了解がありました。

というか、入ったらブチ切れられました。

そして、みんなが入り終わるのが夜中の3時とか4時だったため、その間布団で仮眠をとることもできませんでした。

時にはシャワーを浴びれずに一日を終えたことも何度もあります

そんなことをしていると、睡眠時間を全く確保できず(意味もなく)、毎日もうろうとしていました。

そんな生活をしていたら、完全に体を壊してしまったという経験がありますね。

 

勤務後の地獄の飲み会に強制参加

勤務終了後に強制で飲み会に参加させられることがよくありました。(ほぼ寝てない状態)

しかも飲み会はほとんど説教か上司の自慢話です。

こんな苦痛な飲み会を勤務終了後昼間から夜まで続くと体力がもちません。

飲み会から帰ったら毎回意識を失いそうな勢いでそのまま寝てしまっていました。

 

常に邪魔者扱いを受ける

新人の頃は業務で活躍することが出来ないので、上司や先輩から邪魔者扱いされていました。

少しでも貢献できるように雑用を沢山こなしても、それは当たり前の事なので何も存在意義を感じなくなっていました。

よく言われていた言葉は

「使えない」

でした。

この様な扱いは人として否定され続けているように感じ、精神的に限界を超える原因となりました。

 

なぜパワハラが起きてしまうのか

なぜ消防士はパワハラが多くなってしまうのか。

その原因を解説していきます。

上司には絶対服従の上下関係があるから

消防の世界は完全に体育会系で、上下関係が非常に厳しいです。

そのため上司や先輩がいう事は絶対で逆らうことはできません。

上司が右と言えば間違っていても右みたいなイメージです。

そのため、その権力を利用したいじめやパワハラがなくなりにくい環境となっているのも原因の一つです。

 

閉鎖的な空間で風通しが悪い

消防署で勤務していると、関わる人はほとんど署内の人間になります。

外部の人が出入りすることもほとんどなく、ものすごく閉鎖的な空間となります。

そんな環境で集団で生活していると、パワハラやいじめが行われやすい環境となってしまします。

 

現場のストレスが多い

消防士の仕事は人の命にかかわる仕事なのでストレスがかかります。

そして、時には自分の身の危険のリスクも負わなければならない時もあります。

そういったことを日々意識しているだけでもストレスは溜まっていき、そのストレスのはけ口が新人や若手になってしまうというのが現実です。

 

世間知らずの職員が多い

消防の世界しか経験した事がない職員だと、ほぼ社会人経験がないのと同じくらいの世間知らずになりがちです。

中身は学生のノリや考え方から何も変わっておらず、職場でもオラついてしまうのです。

職場全体が常識からズレた感覚でいるため、そういったパワハラがあってもいつもの光景になってしまい、異常だと気付けないという事態になてしまうのです。

 

パワハラを受けたらどうすればよいのか

消防士として働いてパワハラを実際に受けてしまったらどうすればよいのか。

それは、

  • 異動になるまで耐えるor相談できる上司がいれば相談する
  • 転職する

この2択が現実的な結論になります。

前提として、消防の組織を変えていくとか、上司の考えを変えてせるなどの事は不可能です。

組織や他人は変えられないという事を理解し、環境を変えることを目指していきましょう。

どうしても消防の仕事を辞めたくないという場合は異動を待つか、相談できそうな上司がいれば相談してみましょう。

しかし、精神的に限界を感じているのであれば、転職をしましょう。

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最後に

消防士の現実としてパワハラやいじめは横行しています。

それが原因で辞めていく職員が多く、今後まだしばらくは風潮として無くならないでしょう。

実際にあなたが被害者となったときにどのように行動するべきなのかあらかじめ考えておく必要もあります。

消防士として市民の安心安全を守るためにも、このような風潮は早くなくなって欲しいですね。

-公務員