「消防の仕事が辛くて辞めたい」
「消防からの転職はどういう職種を選べばいい?」
この記事はこういった悩みを解決していきます。
はじめまして、シンと申します。
元消防士で、民間企業に転職し現在は高給ホワイト企業に勤めています。
私も消防の世界に入ったときは一生続けていく覚悟でしたが、完全に心が折れてしまい転職する事となりました。
しかし、今では辞めたことに関して全く後悔していません。
現在同じように悩んだり苦しんでいるあなたにも、転職という選択で成功できるように解説していきたいと思います。
目次
消防士を辞めたいと思う理由
パワハラなどの人間関係が辛いから
一番多い理由としては人間関係でしょう。
私自身も理不尽な人間関係が辞めたいと思った一番大きな理由です。
消防の世界は上下関係が厳しく、中には度を超えてパワハラが常習的に行われている消防署も多々あります。
そんな毎日に心身ともに疲弊してしまい、辞めたいと考える人は決して少なくないです。
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理想と現実のギャップが多かったから
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若干大げさかもしれませんが、消防の世界に入るまではこんなイメージをもって消防士を目指した人も多いのではないでしょうか。
もちろん、仕事自体は立派で災害時などにも社会に貢献できるでしょう。
しかし消防で働いている人が皆尊敬出来て、ついていきたいかというとそうではありません。
中にはパワハラしてくる人がいたり、心無い言葉を日常的に吐いてくる人、周りの人に威張り倒してる人などがいます。
そんな理想と現実とのギャップに嫌気がさす人も多いです。
仕事のプレッシャーに耐えられなくなったから
消防の仕事はプレッシャーが強く、ミスが許されません。
日々の訓練を重ねていても、経験が浅い若手のうちは、現場でのプレッシャーを強く感じることも多いでしょう。
また、上司からのプレッシャーも存在します。
現場でうまく動けなかったらあとで上司に思いっきり詰められる場合もあります。 そんな毎日に耐えきれなくなって辞めたいと思うという人もいます。
不規則な勤務で体力的に厳しくなったから
消防士の勤務形態は不規則で、三交代の例を挙げると、
8時半~翌8時半
までの勤務となります。
夜中の時間は仮眠をとることが出来ますが、先輩からの圧などで風呂に入ることもなかなかできず、仮眠をとることが出来ないという事もしょっちゅうありました。
そして勤務明けにはまた訓練に参加したりして、結局30時間以上睡眠にたどり着けていないなんてことも多々ありました。
そんな生活を繰り返していて、睡眠不足から判断能力などが低下し、訓練などにも支障をきたすことも多くなります。 その結果全てが悪循環になり、体力的に限界を感じていました。
消防士から転職するメリット
体育会出身のイメージで精神力の強さや責任感が評価されやすい
元消防士は体育会系のイメージが強く、精神力や責任感などを評価されやすいです。
また、礼儀正しい印象も持たれやすく、体育会系を求める企業も一定数あります。
理不尽な環境から解放される
上下関係などの理不尽な人間関係が消防で働いていた時と比べると少なくなるので、その解放感を感じることが出来ます。
正直、消防の世界では当たり前だったことが世間では当たり前ではないことに気付かされます。
しかし、中にはブラック企業のようにパワハラが横行している会社も存在するので注意して会社選びをするようにしましょう。
消防士から転職するデメリット
人命救助という誇り高い仕事を志半ばで諦めることになる
やはり、消防士として働く事に誇りを感じている職員も多いと思います。
その誇りを諦めることになるのは不本意ですよね。
中には、尊敬できる先輩や同期がいる場合もあるでしょう。
そこに後ろめたさが残るというデメリットは正直存在します。
公務員という地位を捨てることになる
公務員は世間体もよくクビになることもないので、もったいないといわれることも多いでしょう。
そして激戦の公務員試験を突破して念願の消防士になれた過去の出来事を考えると、その地位を手放すのは躊躇してしまいそうになります。
そういったことを全て含めて考えて自分がどうしたいか、後悔のないよう決断していきたいですね。
消防士からの転職でオススメの職種
トラックドライバー
トラックドライバーは意外と高給な場合も多く、消防で働いて培った責任感を活かせる職種です。
車の運転が好きだったり、人間関係を減らしたいと考えている人にはおすすめと言えるでしょう。
営業職
営業職は消防で培った強い精神力が活かせるでしょう。
営業力を身に着ければ、この先ほかの仕事をするにあたっても必ず役に立つので、ビジネススキルを身に着けるという意味でも、おすすめの職種です。
また、転職活動でも体育会系が有利になることも多いので、チャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。
工場などでの技術職(職人)
消防の仕事は専門職として、何かを極めていくという事に特化しています。
そういったエネルギーをものづくりにぶつけて極めていくというのもおすすめします。
私の場合はこのケースに当てはまっていて、消防の仕事を辞めた後ものづくりの職人として一度働きました。
必要以上に人間関係に苦しむこともなくなり、ものづくりに没頭することが出来ました。
ものづくりに興味があって自分の腕で稼いでいきたいという人におすすめできます。
警備員
警備員は体力の使う仕事で、消防で培った体力を活かせるでしょう。
警備員の仕事には、施設警備、交通誘導、ボディガードなど様々な種類があります。
未経験で挑戦できて、責任感を活かせる仕事なのでおすすめです。
スポーツインストラクター
消防士として働いていたという事は、少なからず体を鍛えるのが好きだったり、運動が好きなのではないでしょうか。
その経験を活かしてスポーツインストラクターとして活躍していく事も可能です。
元消防士という経験があれば、お客様からの信頼も得られやすいでしょう。
そのために資格を習得して目指してみるのもありですね。
IT系・プログラマー
消防士の経験はほとんど活かせない職種ですが、今後身に着けておいて価値の高いスキルを得られます。
プログラマーは現在でも人手不足で、プログラミングスキルを身に付けると、将来的にも需要のある人材になることが出来ます。
また、未経験で募集している企業もあるので、また1からスタートするという選択肢もありですね。
ある程度スキルを身に付けてから転職したい場合はプログラミングスクールを活用することをおすすめします。
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最後に
消防士になるという夢を叶えたにもかかわらず、辞めてしまうというのは非常に勇気がいることです。
しかし、これから生きていく未来を考えるとそれ以外の道を選択肢することは決して悪くはないです。
消防で培った経験は今後どの道を選んでいくとしても必ず活かせるでしょう。
自分に合った働き方や生き方を見つけてみてはいかがでしょうか。